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Google Calendarで見通しを立てる

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我が家の長男は、自分で先の見通しを立てるのが難しい特性を持っています。見通しが立たない事は強い不安に繋がります。不安を言語化するのも難しく、言語化できない不安は身体症状となって表れます。
見通しを立てるにはどうすれば良いか。紙に書いたり、メモを壁に貼り付けたり。ホワイトボードを使ってみたり。色々試していく中で、ある問題点が見えてきました。
我が家の子供達は二人共、別々の予定表に書いてある予定や情報を、頭の中で同期させる事が難しいみたいなのです。
例えば次男の場合。学校の予定表と部活の予定表をそれぞれもらってくるのですが、同じ日に入っている予定を、感覚的に同じ日だととらえるのが難しいみたいなのです。長男も同じです。学校の予定表とリビングの予定が書き込んであるカレンダーを脳内で同期させるのが難しいみたいなんですね。カレンダーの形が違うと、同じ日だと認識するのが難しいみたいなのです。
お陰で、二人共何度も何度も私に予定を聞いてきます。お母さん、この日は何があるんだっけ?部活は?校外学習は?持っていく物は?聞かれるたびにホワイトボードに貼っているプリントを見せ、カレンダーで予定を確認し、この日まで準備しないとね、と指示を出します。二人共にです。しかも一つの予定につき、何度も確認してきます。私もウンザリします。
何度口で言っても、見通しを立てるのは難しいですよね。やはり可視化しないと。 
どうしたもんか。
長男はAndroidスマホを、次男はipadをそれぞれ使っています。これを活用できないかと思いました。
視覚的にシンプルで、アカウントで同期できて、リマインダーのセットができるアプリといえば、やはりGoogle Calendarだろうと思いました。

Google Calendarのどこが良かったかと言えば。
とにかくシンプルで長期の見通しが立てやすいという点でした。
あと、Androidスマートフォンだったら、ウィジェットにしてホーム画面に貼り付ける事ができます。それも良いと長男が言っていました。

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こんな感じですね。このままスクロールできるし、タップすればアプリが開きます。残念ながらipadiPhoneにはこの機能は無いようですね。

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スケジュール欄はこんな感じ。入っているスケジュールのみ表示されます。
住所を入力すればGoogle Mapと繋がって、このままナビを開けるし、ナビから到着時間を予想して、出発30分前に通知してくれます。


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▼マークをクリックすれば、カレンダーが出てきます。



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予定を一日のみの表示にすると、タイムテーブルが出てきます。
一週間の表示にする事もできます。



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モザイクだらけで見にくいですが、一ヶ月の予定の表示はこんな感じ。
私のスマホには長男と次男それぞれのアカウントを登録して、色分けして表示される様にしています。子供達の端末からは自分の予定しか見えない様にしています。



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メモ欄には細かい情報を書き込みます。これで一々プリントや手帳で確認する必要がないですね。
入力が面倒なら、プリントを写真にとってgoogledriveに保存すれば、このページから開く事ができます。

このアプリを使い始めてから、子供達に予定を聞かれる事が激減しました。入力するのは面倒ですが、毎日何度も予定を確認されるよりはいいと私は思います。
次男はジョルテで日記を書いているので、次男のみジョルテとも同期させました。

何よりも、長男がこれを使い始めて予定が見える様になって良かったと。
見通しが立ちやすくなったのですね。
前に他のアプリを試した事があったのですが、よくわからないと言われて却下になりました。Google Calendarはシンプルな表示なので把握しやすいのでしょうね。

写真は全て私のAndroidスマホスクリーンショットです。ipadだと少し使える機能が違ってくるみたいです。
ipadでもAndroidでも、デフォルトのカレンダーと自動で同期します。Google Calendarに入力された内容が、そのままデフォルトのカレンダーに表示されます。

Google Calendarを取り上げた記事はたくさん見かけますが、発達障害で見通しが立てづらい場合の支援アプリとしての視点からまとめてみました。
最後になりますが、私にスマホへのgmailアカウントの登録の仕方をTwitterで教えてくださったkukkanenさんが、アプリ活用法をブログで提案されています。

http://www.kukkanen.tokyo/

私もこれから子供達と一緒にアプリでできる事を探していきたいと思っています。