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フミログ

発達障害、知的障害のことから日々の生活のことまで。

ADHDの私がコンサータを飲み始めて一年が過ぎました

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このtogetterは、一年前に私がコンサータを飲み始めた時にツイッターでした実況を、ふらカナ(@fura_kana)さんがまとめてくださったものです。

コンサータというお薬を飲み始めて一年が過ぎました。

一年経って思うことは。

普通の生活ができるようになったな、ということです。

自分がADHDであることをあまり意識しなくてよくなりました。

このお薬を飲み始めてできるようになった事を具体的にあげてみましょう。

 

私がコンサータを飲み始めてできるようになったこと

最後まで考えられるようになった

このお薬を飲み始める前は、何か考えているとどんどん色んなことが閃いて、思考があっちこっちに散らかって中々まとまりませんでした。

短期記憶の弱さから、考えている途中で何を考えていたのか忘れてしまうこともありました。

結論まで考えられた時でも、その結論を一瞬で忘れてしまうこともありました。

コンサータを飲み始めてから、考え始めたら結論に至るまで集中して思考することができるようになりました。

そうして導き出した結論を、知識として取り入れることもできているようなのです。

例えるなら、頭の中に常にもやもやと広がって視界を悪くしていた霧を、このお薬が取り去ってくれた様な感じでした。

こんなに頭の中がクリアにすっきりする事があるもんなんだなと。

ちょっと感動してしまうくらいでした。

話ができるようになった

以前の私は、文を書くことができても喋ることができませんでした。

何かを説明するときは、必要のない細かい情報まで伝えようとして肝心の事が伝わらなかったり、逆に端折りすぎて単語の羅列のようになってしまって相手を混乱させたりで、自分の言いたいことをきちんと相手に伝えるのがとんでもなく下手でした。

喋ってる途中で、喋ろうとしたことをきれいさっぱり忘れてしまって冷や汗をかくこともよくありました。

コンサータを飲み始めて、喋り始めたら、まるで文章を書いている時のように順序立てて言葉をスラスラと並べる事ができるようになりました。

何かの出来事の始終を誰かに伝えたいときに、最初から最後までを順序立てて文章で喋れた時は、とてもすっきりして気分が良かったです。

常にあった眠気、倦怠感がなくなる

私は子供の頃から、日中の眠気、だるさに悩まされてきました。

体調が悪いわけでもないのに、常に風邪のひきはじめのような、何とも言えない身体の重さを感じていました。

すっきりと目が覚めている状態なのは、年に数回あるかないかといった所でしょうか。

身体がだるくてすぐに横になってしまう、怠け者の自分が嫌でした。

コンサータを飲むと、濃いコーヒーを飲んだ時の様なすっきりした感じがあります。

それが作用時間中、ずっと継続するようなのです。

身体がとても軽いです。動けます。

一日だらだらせずに自分の思うように身体を動かせる、それが嬉しいです。

話が聞ける

これはとても大きな事でした。

私の耳は、周囲の音を全部拾ってしまって、その中から必要な情報を取り出すことができません。

マイクで録音された音を聞いたことがある方は、思い出してみてください。

常にそんな状態でしか聞き取ることができないのです。

学校などざわざわした場所では、すぐ近くにいる人の話でも聞き取ることができません。

人が多いところに行くのが苦痛で、何気ない雑談も私には苦行のようでした。

もう一つは、話を聞いている途中でそれまで聞いた話を忘れてしまったり、突然話が違う国の言語のように聞こえて意味がわからなくなることがありました。

これはあせります。

話は意識して一生懸命聞いているのに、内容が全く頭に入らないのですから。

コンサータはこういった困難も改善してくれました。

保護者会前後の雑談で、ほとんど意識することなくママ友の話を聞けたときは、話を聞くというのはこんなに簡単にできる事なのかと驚きました。

片付いた

これについては正直なところあまり自信はないのですが。

正確に言えば、以前は散らかっていることに気付いてなかったのだと思います。

物の見え方が平面的でのっぺりしていて、床に物が落ちていても見えているのに見えていない(気付かない)状態でした。

コンサータを飲むと、床に落ちているものがいきなり自己主張し始めます。

いつからそこにあった?と思うような状態です。

そして、ごく自然に、拾うんですよね。落ちている→拾うが自動でできてしまいます。

以前だったら、落ちている→考える→拾わなきゃ→拾うだったと思います。

このプロセスの途中で他のことに気を取られて拾うのを忘れてしまったり。

その落ちているものがいらないものであれば、すぐに処分することもできます。

この判断も、以前はスムーズにできませんでした。

コンサータを飲むと、ゴミはゴミにしか見えなくなりました。

そうして自動的に拾ったり、いらないものをいらないと認識して処分したりしているうちに、徐々に家の中がすっきりとしてきました。

まだ一般的に見たら全然なレベルだと思いますが、以前よりも探し物をすることがなくなり、物の居場所も決まって、生活がしやすくなりました。

 

大きくはこの様な感じでしょうか。

あとは切り替えが良くなった、物事の手順がすっと浮かぶようになった、などがあげられます。

日常生活の中で私が感じていた、発達障害特性からのストレスがかなり軽減されたことがおわかりいただけるでしょうか。

同時に、できなくなったこともあります。

 

私がコンサータを飲み始めてできなくなったこと

色や音楽や料理の味の構成がわからなくなった

以前は、物の色を再現するのに絵の具をどの程度の割合で混ぜればよいか、見ればわかりました。

その色が、何と何の色彩が重なってできているのかが見えていました。

音楽も、コーラスなら誰かが音を外せばすぐに気付くし、合奏でも同じ様に楽器単体でバラバラに聞こえていました。

料理の味付けも、食べれば何の素材でどのような調味料を使ってどのくらい火を通したかなどがだいたいわかりました。

これらの事が、わからなくなりました。

色は見えているその色でしか見えないし、音楽は一塊の音でしかないし、料理は食べたらおいしいだけになりました。

私に生来あった感覚過敏という特性が、コンサータで軽減されたのだと思います。

世の中の見え方が、少しつまらなくなってしまいました。

絵画を見た時や、美しい音楽を聞いたときにその世界に巻き込まれるような感動を、感じなくなってしまいました。

でもこの感覚過敏というものは、とても疲れるものでもあって。

同じものを見聞きしても、キャッチする情報が多すぎるのですね。

刺激に極端に弱くなってしまいます。

少し世界がつまらなくなってしまったけど、生活する上では楽になれたので、私は現状に満足できています。

大食いできなくなった

私はかなりの大食いでした。

でも、コンサータを飲み始めて、食が細くなりました。

これは副作用だと思います。

私は大食いにストップがかかってありがたいのですが、食べることが大好きな人や元々食が細い人は、このコンサータの副作用は辛いものになるかもしれません。

 

感覚的なアンテナの受信が悪くなった事が一番の変化かも知れません。

でも、それは言い換えれば鋭すぎたアンテナの感度を下げて受信する情報を減らし、情報過多から私を守ってくれる効果でもあるのです。

 

気を付けた方が良いと思うこと

動きすぎ要注意

コンサータを飲み始めて一番強く感じたのは、とにかく身体が軽くなったということでした。

今までは重い身体によっこらしょと力を入れて動かしているような感じだったのが、思うだけですっと身体が反応して動きます。

軽いです。

これがとてもうれしくて。

つい、あれもこれもと欲張って動きすぎてしまうのですね。

でも、コンサータは12時間で効果が切れてしまうお薬です。

12時間たてば元通り。鉛のように重い身体をよっこらしょと動かさなくてはいけません。

そこに、一日休みなく動いた分の疲労がどっと押し寄せます。

立ち上がるのさえしんどい状態になってしまいます。いわゆる電池切れですね。

この電池切れを防ぐために、日中に動きすぎないこと、適度に休憩を入れることが大事だと思います。

まだ、やれる、というところでストップをかける習慣を付けると良いと思います。

私はこれができるようになるのに結局一年かかってしまいました。

今では電池切れすることは滅多になくなりました。

疲労がベースにあると効かない

元気に動き回った翌日、疲れがとれてないことはありますよね。

どうも、その状態でコンサータを飲んでも、あまり効かないみたいなのです。

風邪をひいたりして体調が悪い時も、あまり効かないみたいです。

コンサータの効果を十分に発揮するならば、規則正しい生活をして、無理をせず、疲労を翌日に持ち越さないことが大事だなと思いました。

適正な量に調整する

お薬なので、当然、適正な量はそれぞれ違います。

足りなければ当たり前ですが全然効きません。

逆に多すぎると副作用が強く出たり、私の場合は頭が働きすぎて辛くなりました。

思考が止まらない、思考の多動のような状態でした。

医師と一緒に丁寧に自らをモニタリングして、適正量を見つけて欲しいと思います。

副作用、私の場合

まず最初に感じたのは食欲不振でした。

食べることが大好きでいくらでも食べられたのですが、食べなくても平気になりました。

お子さんや痩せ気味の方、元々食が細い方は要注意の副作用だと思います。

ただ、これも服薬を続けていると、だんだん無くなってくるようです。

今ではちゃんと空腹を感じて、一人前たいらげるようになりました。

もう一つは、口の渇きでした。

これは最初のうちは辛かったです。

水分をとっても全然口の中が潤いませんでした。

でもこれも長く服薬している内に軽減したように思います。慣れもあるかも知れません。

あと頭痛などもありましたが、最初の数日間でなくなりました。

コンサータはお薬なので、副作用はあります。

作用と副作用のバランスを考えながら、医師と相談して服薬を進めて欲しいと思います。

 

以上、思いつくままに今現在の私がコンサータについて思うことを並べてみました。

ここに書いたことはあくまでも私個人が感じたことであって、お薬の作用、副作用の現れ方は十人十色だと思います。

服薬は信頼する医師と十分に検討を重ねた上で進めて欲しいと思います。

 

 

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