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フミログ

発達障害、知的障害のことから日々の生活のことまで。

長男の就労Aでの現場実習が終わりました

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去年の春に見学に行き、その後長男を連れて本人に見学をさせたらとても気に入った事業所が見つかったので、2月に現場実習に入る予定でした。
直前で長男の二次障害が悪化し、入院。実習はこちらからお断りしました。
この時はもうダメだろうな、とかなり沈んだ気持ちになりました。
現場実習はこちらからお願いしてさせていただくもの、それをこちらからお断りするなんて。
その事業所は我が家から電車一本で行ける所でした。混雑する方向とは逆向きなので、座る事もできました。我が家から最寄り駅まで徒歩10分、事業所の最寄り駅から事業所まで徒歩10分。どちらにもセブンイレブンが隣接しています。仕事内容、職場の雰囲気が気に入ったのに加えて、通勤の環境も理想的でした。
中々こんな好条件は見つからないよなあと。
けれど、また申し込みをする事ができました。
進路専科の先生がきちんとお話してくださったのは大きいと思います。それに加えて、その事業所の利用者は主に知的障害者ではなく、精神障害者であるということなんですね。
体調を崩して長期欠席する人も、毎日出勤できない人も時短勤務の方もいらっしゃるのだそうです。
夜道に灯火が灯った様な気分でした。

仕切り直しという事で、先月に実習面接を受けて現場実習に入る事になりました。
学校の実習期間は2週間ですが、2週間の現場実習など今の長男の状態ではとても耐えられません。
期間中、3日間だけ入らせていただく事になりました。
9時半からから14時半までの勤務だったのですが、初日に帰宅した後、本人がきつい、午前中だけにして欲しいというので、その後は午前中だけにしてもらいました。
これは甘えているのではありません。二次障害を抱えながら就労するなら、自分の状態を把握するのはとても大事な事です。無理をすればまた入院に逆戻り。いつもは頑張りすぎてしまう長男が仕事を減らして欲しいと言えた事を評価しました。

実習最後の日に保護者、担任、担当者で反省会をしました。
どんな評価を受けるのか不安でしたが、とても高い評価をいただきました。
指示理解、コミュニケーション、作業内容、作業への集中など全く問題無く、なんなら明日から働いてもらってもいいですよ(真顔)とまで言われました。
特に担当者が繰り返し言っていたのが、挨拶が良いと。朝出勤したら、作業場へ行く前に事務所に顔を出しておはようございます、今日もよろしくお願いします、と言ってから作業場へ向かうのだと。
そんな行動、誰も教えてないんですよね。
おそらくは長くやっている水泳の合宿や支援学校で繰り返し行った挨拶訓練で身に付いたものかなと。
支援学校での挨拶、面談訓練はお願いしてやってもらっていた事で、通常のカリキュラムにはありません。実際にその訓練がこうしていきてくる事は本人の自信にも繋がったと思います。

就労継続支援は、一般企業での就労が困難な人に、働く場を提供するとともに、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行うものです。A型の場合は、原則として事業所と雇用契約を結んでの利用となります。雇用保険に加入するので、最低週20時間の労働を求められます。最低賃金になりますが、時給も頂けます。
福祉サービスですので、役所の窓口に申請して支給決定を受ける必要があります。
支援学校高等部の生徒の保護者は、我が子の就労のためにこうした事業所(就労継続支援A、就労移行支援、特例子会社など)を何カ所も見学に回ります。
保護者が見学済みの所でなければ、学校は紹介してくれません。選択肢を増やす為には、より多くの事業所を見学してまわるしかないのですね。福祉事業所の開所時間は平日の昼間ですので、その時間にしか動けません。
長男の支援学校では、保護者見学→本人と保護者見学→実習面接(保護者、本人、担任)→実習初日挨拶(本人はもちろん、保護者、担任)→実習参観(保護者、担任)→反省会(本人、保護者、担任)という流れになります。実習の期間は最長で1ヶ月程だと聞いています。
長男の支援学校での現場実習は、3年生で前期後期の2回はあります。でも実際は2回では足りないので、皆さんもっと入らせて欲しいと希望されます。在学中に何度も同じ事業所で実習を受けて、慣れてから就労という形をとりたいからです。
受検を受けて入学する高等部のみの軽度知的障害児を対象とした特別支援学校の場合、この現場実習が3年間で7回程あるそうです。

障害児が福祉サービス事業所等へ入所する為の就職活動は、保護者への負担がとても大きいです。何故こんなに保護者の出番が多いのかといえば、家族の協力がないと就労を継続する事が難しいので、在学時に協力できる環境であるかを見極める必要があるから、と言われました。
フルタイムで働いていらっしゃる保護者の方は、まず平日休めなければ不可能ですよね。平日休めたとしても、休みの全てを活動に費やす様になってしまいます。
保護者が動かなければ、学校側は事業所を紹介してくれないのだそうです。逆に積極的に活動する保護者には、選べるくらい紹介してもらえます。
高等部の3年生の保護者が仕事を休職、あるいは退職されるのをいくつも見てきました。
ここまで頑張ってきたのに。
障害児を学校に通わせながら仕事をするというのは一般的に想像されるより大変です。今でこそ児童デイサービスがありますが、なかった頃は身内を頼ったりヘルパーさんや日中一時支援でどうにか回している様な状態でした。病気や精神的不調で学校をお休みする事も一般のお子さんより多いです。
私も働いている頃は時間に追われながら送り迎えや通院、療育でヘトヘトでした。
そんな中、高等部まで頑張って仕事を続けてきたのに、就労という壁で仕事を諦めざるを得ないというのが何とも悔しくて。
どうにかならないのかなとは思いますが、雇用側、学校側は継続して就労する為には家族の協力が不可欠であるという考えなので保護者側は何も言えません。子供の就労継続の為に保護者が仕事を諦めるというのは本末転倒の様な気がするのですが。

私ももっとたくさんの事業所を見学する様に担任から言われています。主治医からは今考えている就労とは違った形も提案されています。
明日は朝一から電話問い合わせをするつもりです。