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フミログ

発達障害、知的障害のことから日々の生活のことまで。

こだわりとの戦い~食卓編

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我が家には、極端な偏食の人が二人います。
単純な好き嫌いもあると思いますが、それだけではありません。
発達障害特性と絡んでいます。


次男の場合

保育園に通っていた頃は白い物しか食べませんでした。
うどん、白ご飯、豆腐、シチュー、ジャガイモ、玉ねぎ、人参、挽き肉、鶏肉、白身の魚、納豆、お店のラーメン。
甘いカレーとハヤシライスも大丈夫でしたね。
炊き込みご飯も食べられました。
お菓子はじゃがりことリッツのみ。
ジュースは100%のりんごジュースのみOK。
牛乳は大好きでした。
メーカーが限定されていましたが、ヨーグルトも食べられました。
果物は苺とバナナとキウイと桃とりんごだったかな。
これ以外の物は、ほとんど食べられませんでした。
ドレッシングやマヨネーズ、ケチャップ等の調味料は一切ダメ。辛いのだそうです。
お醤油と味噌は大丈夫でした。味噌はお味噌汁限定でしたが。
甘いものも一切ダメでした。甘味は、苦く感じていたようです。
苦い薬は平気で飲んでいました。
甘味がつけてある薬は全力で嫌がりました。
どれだけお腹が空いていても、食べられない物は絶対に食べません。
保育園の給食では、食べられない食材でも調理法によっては食べられたりするので、保育士さんも首をかしげていました。
普通の偏食とは違う感じがするので、無理に食べさせるのはやめようという話になりました。

長男の診察の時に、この次男の偏食の話を主治医にしたのが、次男の初診に繋がるきっかけの一つでした。
感覚過敏の一つ、味覚過敏だろうと言われました。
次男は食べること自体は大好きなので、食べられる物はたくさん食べます。
でも、食べられない物は絶対に食べません。
小学生の頃、インフルエンザをこじらせて小児科病棟に入院したのですが、出された病院食を一口も食べませんでした。
食べられないのなら点滴が外せないから退院させられない、何か食べられる物を持ち込んでくれと言われました。
次男が好きなうどん屋さんの炊き込みご飯を旦那に買ってきてもらって食べさせたところ、大パック半分ほど食べました。
翌日、退院の許可が出ました。

中学生になった現在、小さい頃よりも食べられる物はかなり増えました。
味覚が発達して、小さい頃ほど過敏では無くなったようです。
今でもマヨネーズやドレッシングはダメです。
ケチャップは大丈夫になりました。
甘いものも大丈夫ですね。和菓子が大好きです。
給食は食べられない物を他の子に食べてもらっているそうです。
外食やコンビニ食やスーパーのお総菜はハードルが高いです。仕出し弁当も食べられません。
味が濃いものはダメみたいですね。

食べ物が周囲と共有できないというのは、社会に出てからコミュニケーションの上で難しい場面が出てくると思います。
どうすれば上手くいくか、一緒に考えていきたいと思います。


旦那の場合

私は新婚の頃、料理が嫌いではありませんでした。
手際が悪いので得意ではありませんが、冷蔵庫の中にあるもので適当にオリジナルなおかずを作るのが好きでした。
その方が経済的でもあるかと。

旦那は、そんな食卓に一々文句を言いました。
食えない!と。
何で?と聞くと、何となく、と。
食卓を一目見てスーパーでお総菜を買ってくることも数知れず。
一口食べてもらって、美味しいかと聞くと、美味しいと言います。
でも、食べられないのだそうです。

その後は旦那の好みに合わせて食事を作るようにしました。
でも、どうしても食べられる物と食べられない物の区別ができません。
特定の物や味が食べられないわけでも、食感がダメなわけでも無さそうです。
本人に聞いても答えは何となく、でした。
明らかに好き嫌いとは違いました。

最近になって。
旦那も家族も発達障害だと診断されてから、発達障害の事を家族で勉強しました。

ラーメン屋さんに行った時の事でした。
旦那はとんこつラーメンが大好きで、とんこつラーメンなら毎日でも食べられるという人です。
その日も、とんこつラーメンを注文しました。
私は、辛味噌入りのとんこつラーメンを注文しました。
この辛味噌入りのとんこつラーメンが素晴らしく美味しくて、旦那に一口味見をするようにすすめました。
味見をした旦那が一言、うまい、と。
でも、その後に苦笑しながら、うまいけど食べられないと。
これがラーメンと書いてなければ食べられる、ラーメンと書いてある物が辛いと食べられないと言うのです。

発達障害特性の一つ、こだわりです。

長年の謎が解けました。
本人もこだわりだと苦笑しながら認めていました。
発達障害特性について勉強していたので、気付く事ができたのです。

旦那には、食べ物へのこだわりがたくさんあります。

カレーやシチューがドリアやグラタンになるのはありえません。
カレーが鶏肉だったり緑色だったりするのもありえません。玉ねぎ、人参、じゃがいも以外の野菜が入っているのもNGです。ドライカレーもありえません。
ラーメンの汁が白くないのはダメ、お味噌汁に人参やもやしはありえない。(豚汁ならOK )
目玉焼きは黄身が固まっているのは食べられない。ベーコンエッグもダメ。
ハンバーグにはケチャップ!(他のソースはありえない)
トマトは生で食べるもの!
刺身は刺身!(余ったから翌日リメイクしたものなんか食えない)
果物はおかずじゃないだろ!(八宝菜やポテトサラダのりんごやパイナップル)
カボチャはサラダやスープで食べるものじゃない。
肉じゃがはつまみだ、ご飯のおかずじゃないだろ、ご飯のおかずはどれ?
知らない物は食えない。
残したらダメ、絶対食え!(俺は食えないけどな)

知るか~!

とは言いません。
他にもたくさんありますが、とても書ききれないですね。



発達障害の生きづらさは、こういう所にも表れます。
嫌いな食べ物はありますか?と聞かれて一言で答えられなかったり、好きなものでもこだわりに縛られて食べられなかったり。
食べられないということを、食べられる人に理解してもらうのは難しいです。
食べられない物は、どうしても食べられないのです。
極端な話、命の危険があっても、食べることができないのです。
無理に食べさせようとしないで、本人達の好きなようにさせていただけるとありがたいです。

ご飯は楽しく食べて欲しいと思っています。
食事が苦痛の時間にならないように、工夫していきたいです。
てすが。
できれば、ご飯を作る人を労ってくれたら嬉しいなあとは思います。
言いませんけどね。